ウッドデッキの作り方

「ウッドデッキ作りのプランができて、必要な木材もわかったけど作り方がわからない」
完成までの流れをわかりやすくまとめ、簡単にウッドデッキを作る方法を紹介します。
作り方に沿って土台から順番に組み立てていくことで、自分だけのウッドデッキを完成させることができます。

CONCLUSION

結論:目的から選ぶと、
樹種はすぐ決まります

迷ったときの判断軸は「❶ 束石 ❷ メンテナンスに割ける手間 ❸ 何年もたせたいか」の3つだけです。

目的別・おすすめのデッキ材
とにかく長持ちさせたい/一生モノにしたい ウリン(耐久目安30年・塗装ほぼ不要)
耐久とコストのバランス重視 セランガンバツ(耐久目安20〜25年・大断面が取りやすい)
素足で歩く・小さな子どもやペットがいる イタウバ(ささくれが少なく肌触りが良い)
手間をかけたくない/色を保ちたい 人工木材(腐らない・塗装不要)
DIYで自分で加工したい/国産材にこだわりたい 杉・ひのき【防腐注入】(軽く加工しやすい)
予算を最優先に抑えたい 杉(防腐注入)(㎡あたり材料費の目安が最も低い)

PRICE

ウッドデッキの価格・
費用の目安

よくあるサイズ「約6㎡(3.6m×1.8m/2間×1間)」を基準に、材料費のみ・工事込みの2軸で目安をご案内します。

ベランダ・小さな縁台サイズ

サイズ A 約4㎡(1.8m×2.7m)

¥2.8万〜

材料費・杉防腐注入

ハードウッドの場合:¥5.6万〜7.2万
工事込みの目安:¥18万〜28万

最も選ばれる標準サイズ

サイズ B 約6㎡(1.8m×3.6m)

¥4.2万〜

材料費・杉防腐注入

ハードウッドの場合:¥8.4万〜10.8万
工事込みの目安:¥28万〜45万

リビング一体・BBQも可能

サイズ C 約12㎡(2.7m×4.5m)

¥8.4万〜

材料費・杉防腐注入

ハードウッドの場合:¥16.8万〜21.6万
工事込みの目安:¥55万〜80万

樹種 × サイズ別 材料費の早見表
樹種 ㎡単価(目安) 約4㎡ 約6㎡ 約12㎡ 約20㎡
杉(防腐注入) ¥7,000〜 ¥2.8万〜 ¥4.2万〜 ¥8.4万〜 ¥14万〜
ひのき(防腐注入) ¥9,000〜 ¥3.6万〜 ¥5.4万〜 ¥10.8万〜 ¥18万〜
サイプレス ¥11,000〜 ¥4.4万〜 ¥6.6万〜 ¥13.2万〜 ¥22万〜
セランガンバツ ¥14,000〜 ¥5.6万〜 ¥8.4万〜 ¥16.8万〜 ¥28万〜
イタウバ ¥15,000〜 ¥6.0万〜 ¥9.0万〜 ¥18.0万〜 ¥30万〜
人工木材 ¥16,000〜 ¥6.4万〜 ¥9.6万〜 ¥19.2万〜 ¥32万〜
ウリン ¥18,000〜 ¥7.2万〜 ¥10.8万〜 ¥21.6万〜 ¥36万〜

※床板・根太・束柱を含む概算です。束石・ビス・塗料等の副資材、送料は別途。実数量はシミュレーターまたはお見積りでご確認ください。

デッキ材(床板)
総額の約50〜60%。樹種選びが総額を最も左右します。
下地材(根太・束柱)
約20〜25%。鋼製束・プラ束を使う場合は別途。
副資材
束石・ビス・塗料で約5〜10%。
工事費(依頼時)
材料費と同等〜1.5倍が目安。整地の有無で変動。

SIZE

ウッドデッキのサイズの
決め方

使い方から逆算するのが失敗しないコツ。掃き出し窓の幅+左右各30cm程度を目安に奥行きを決めます。

約4㎡のウッドデッキ使用例

約4㎡/2.5畳

1.8m×2.7m

椅子2脚+小テーブル。朝のコーヒー、洗濯物干しに。ベランダにも。

約6㎡のウッドデッキ使用例

約6㎡/3.6畳

1.8m×3.6m

最も人気の標準サイズ。4人掛けテーブルが置け、来客対応も可能。

約12㎡のウッドデッキ使用例

約12㎡/7.3畳

2.7m×4.5m

リビングと一体化。BBQ・子どもの遊び場・プールも設置可。

約20㎡のウッドデッキ使用例

約20㎡/12畳

3.6m×5.4m

店舗テラス・大人数のホームパーティ向け。法人施工の実績多数。

高さ・ピッチの基準寸法
項目 推奨寸法(目安) ポイント
デッキの高さ 掃き出し窓の水切り直下 床板上面を窓下に合わせると出入りしやすく、見た目も納まります
束柱の間隔(ピッチ) 900〜1,200mm ハードウッドは900mm推奨。構造・樹種により変動
根太の間隔(ピッチ) 500〜600mm 床板が薄い場合は狭める。床板は根太に対し垂直に張るのが基本
床板どうしの隙間 5mm程度 狭すぎると膨張時に詰まり通気不良、広すぎると物が落ちます
ステップ(階段) 蹴上げ180〜200mm デッキが高い場合は設置スペースも事前に確保
主な部材の規格サイズ
部材 代表的な断面寸法 長さ 該当商品
床板 20×105mm/25×105mm/30×105mm 1,900〜4,000mm デッキ材一覧
根太(木製) 45×105mm/45×45mm 2,000〜4,000mm 下地材一覧
根太(鋼製ハット) 15×40×60mm/低床用15×22.5×60mm 2,000mm 鋼製ハット根太
束柱 90×90mm/105×105mm 1,000〜3,000mm 束柱一覧
束石(ピンコロ/平板) 150×150×150mm/300×300×60mm ー 束石一覧

※在庫寸法・定尺は樹種により異なります。カット加工もご相談ください。

PLANNING

プランニングと構造の基礎

目的・動線・周囲からの見え方を決めてから、構造と寸法に落とし込みます。

POINT.1

設置する目的を明確にする

誰が・いつ・どう過ごすか。BBQ、ガーデニング、子どもの遊び場、洗濯物干し——目的で必要な広さと配置が決まります。

ウッドデッキのある一日を見る
設置する目的を明確にする

POINT.2

周囲からの見え方に配慮する

道路や隣家からの視線対策。目隠しフェンス・格子・パーゴラなど、横と上の両方の視線を考えます。

フェンス用アルミ支柱を見る
周囲からの見え方に配慮する

POINT.3

施工場所の現状を確認する

地面が土なら砕石で地盤を固めてから束石を設置。土間コンクリートがあればその上に束を設置します。

束石・ピンコロを見る
施工場所の現状を確認する
1 束石、2 束柱、3 根太、4 根がらみ、5 床板、6 幕板の位置を示した構造図
1 束石(つかいし)
基礎石。束柱を湿気から守ります
2 束柱(つかはしら)
デッキを支える柱
3 根太(ねだ)
床板を支える横材
4 根がらみ(ねがらみ)
根太の補助材
5 床板(ゆかいた)
床面になる部材
6 幕板(まくいた)
基礎部分を隠す化粧材

はじめに

FIRST

基礎の構造

ウッドデッキの工法には、
大きく分けて大引き工法と
サンドイッチ工法の2つがあります。

  • 大引き工法

    束柱の上に大引きと呼ばれる柱を渡して、土台とする工法です。
    束柱の上部が全て水平になるように調整します。
    広く利用されている工法で、メリットとしては強度的に強いことがあげられます。というのも、デッキに掛かる荷重が床材 ⇒ 根太 ⇒ 大引き ⇒ 束柱と全て垂直に掛かり、木材で荷重を受ける構造となるためです。但し、大引きを設置する束柱の上面の水平が取れていることが必要で、遣り方で水糸を引くなどして慎重に施工を進める必要があります。

    大引き工法
  • サンドイッチ工法

    束柱を、二本の根太材でサンドイッチするように挟んで固定して作る工法です。
    この工法では根太を束柱の上面より1cmほど上にずらして挟み込みます。こうすることで、束柱の上面が若干揃っていなくても水平を出しやすいというメリットがあります。また、束柱を延長して手摺りのポストにするなど、レイアウトの自由度も高いのが特徴です。

    ウッドデッキを作る際に一番苦労するのは、地面を整地して水平を出すことです。しっかり整地したとしても、束石を設置する時、高さや垂直性がずれてしまうことが多く、調整することに苦労します。サンドイッチ工法を採用した時には地面の高さが揃っている必要はなく、垂直がしっかり出ていなくても問題は必要ありません。

    サンドイッチ工法

構造部材

ウッドデッキの下地は、
束石(基礎石)・束柱・根太・根がらみ・大引きなどで構成されます。

ウッドデッキの下地構造図
  • ❶束石

    デッキ床材を支える束柱の下に据えるコンクリートの部材のことです。基礎石(きそいし)ともいいます。

  • ❷束柱

    基礎石の上に乗る柱となる部材のこと。大引き材(または根太材)の間にありデッキの重量を支える重要な基礎部分です。

  • ❸大引き

    根太を受けて支える部材で根太よりも太く丈夫なものを使い、根太に対して垂直に張られます。

  • ❹根太

    大引きの上、床板のすぐ下にあり床板と直接ビスで固定される部材で、床板に対して垂直に張られます。

  • ❺根がらみ

    束柱同士を連結させて動かないようにし揺れや歪みを防ぐための長板材です。

基礎を作る

STEP.1

1. 束石(基礎石)の設置

地固めをし、束石(またはコンクリート平板・ピンコロ)を並べます。束石は、羽子板付きの物を使用すると施工が簡単です。 地盤が固い場合は砕石・砂利のみで問題ありませんが、地盤が軟弱な場合は、モルタルを使用してください。束石(基礎石)が動かないようにしっかり固めましょう。
サンドイッチ工法は、根太材の高さで水平を調整できるので、それぞれ束石(基礎石)の高さがそろっている必要はありません。しかし、束石(基礎石)が水平でないと束柱が傾いてしまい垂直に立たないので、基礎石の高さを合わせることも大切です。フェンス支柱として束柱を伸ばした場合は、高さが合ってないと見た目が悪くなってしまいます。そのため、束石(基礎石)は全体的な高さを合わせ、ある程度の水平を確保しましょう。水平器を使っての確認がおすすめです。

束石(基礎石)の設置

POINT.1

  • 束石を置く地面は、砂利やモルタルで突き固めるとよりよいです。
  • 地面を固くすることにより、地盤沈下が起こらなくなります。
    (割栗地業(わりぐりじぎょう)。割栗石、砂利などを敷き詰めて、締め固める作業。)
  • ウッドデッキの下側は、湿気が溜まったり、草が生えたりしないように防草シートを敷いておくとウッドデッキの耐久性が高まります。
束石を置く際の注意

2. 束柱材・根太の設置

束柱材の設置・根太間隔の目安図 束柱材の設置・根太間隔の目安図

1. 束柱材の設置・根太間隔の目安

基礎石の設置が完了したら、束柱・根太の設置です。
束柱は、束石から根太上端までの高さを基準に切り出し、束石の上に垂直に置きます。束石(基礎石)と切り出した束柱をしっかり固定しましょう。

ウッドデッキの根太間隔(根太ピッチ)は、床材の厚みにより変わります。厚い床材なら間隔は広く取れますが、薄い床材だと間隔は狭く取り付けしないといけません。

  • 束柱の間隔の目安:900~1200mm程度

  • 根太の間隔(根太ピッチ)の目安:

    • 床板の厚さ20㎜の場合 
      根太ピッチ~500㎜程度

    • 床板の厚さ30㎜の場合 
      根太ピッチ~600㎜程度

    • 床板の厚さ38㎜の場合 
      根太ピッチ~650㎜程度

根太を作る

STEP.2

1. 根太の設置

根太材は、束柱にビスで固定します。サンドイッチ工法の根太組みは、床板を張る方向と直角に交わる方向に根太をとりつけます。根太は、束柱の両方に挟み込むように設置してください。設計の注意点としては、束柱が根太から飛び出さないように少し短くしておくことです。上に床板を張るので、根太から束柱が飛び出さないように10mmほど浮かせるように設置しましょう。床板は根太材にビス留めしていきますので、束柱が床板に当たらないように短くすることがポイントです。この部分の調整で、地面の高さのズレなども吸収できます。

根太の設置図

2. 根がらみ(大引き)を
取り付ける

根太の下で根太を支えるように、根がらみ(大引き)を取り付けます。
根がらみは、ウッドデッキ全体を安定させる役目があり、振れ止めとも言われます。根がらみをしっかりと取り付けないと、ウッドデッキ全体が振れてしまい、いずれ歪んでしまうので注意が必要です。

根がらみ(大引き)を取り付ける

床板を張る

STEP.3

床板はウッドデッキの中でも一番目につく場所であり、床板の仕上がりがウッドデッキの完成度を大きく左右します。
床材を張るときは、きれいに仕上げることが大切です。

  • 1

    床材を塗装する時は、組立前に塗装して準備をしておきましょう。

  • 2

    床材を仮置きして、どのように並べるか割り付けを考えましょう。

  • 3

    床板を誤差なく平行に張るために根太材の上面に等間隔に目印を付けましょう。

  • 4

    木裏(木の中心面)を表にして張ります。木裏にすると低い山のように盛り上がります。雨などの水はけが良くなるのでウッドデッキの耐久性が高まります。

  • 5

    家側から床板を張っていきましょう。家の壁から5㎜ほど隙間を空けます。部屋のフローリングの向きに合わせて床板を張ると遠近効果が出てウッドデッキが広く見えます。各要所要所にビスで仮留めをしていくと床板がずれません。

  • 6

    ビスを打つ前に、皿取錐で下穴を空けましょう。ハードウッドの場合は、必ず、下穴を開けましょう。床材の厚みに対し適正な皿取錐の長さを選びましょう。

  • 7

    水はけ、通気性、デッキ材の収縮の為に、床材の幅間隔・隙間は3~5㎜程度の間隔・隙間を空けるといいでしょう。

  • 8

    床板材の隙間を等間隔に張るためにスペーサーやL字のアングル、くさび等を使用してビス留めをしましょう。床板の隙間が均一にそろっているかどうかで、全体の見た目がかなり変わってきます。

  • 9

    ビスを打つ位置を揃えます。ビス留めする時は、チョークラインや水糸を使うと見た目が美しく仕上がります。目印としたラインに沿ってビス留めをしていきましょう。

  • 10

    天然木の床板は、床板が上に反っていたり、横に曲がっていたりする場合があります。床板が上に反っている時は、押さえつけてビス留めすれば直線になります。床板が横に曲がっているときは「バール」「クランプ」で矯正しながらビスを打つとよいでしょう。

  • 丁寧に床板を取付ける作業をしていても少しずつ誤差が生じることがあります。
    目印に床板を張ることで、床板のズレも少なく、ウッドデッキを簡単に綺麗に仕上げることができます!

    ウッドデッキ

幕板の設置

STEP.4

幕板があるとウッドデッキが美しく仕上がります。
床板の側面を覆い隠し外観をスッキリさせられるだけでなく、ウッドデッキの土台をしっかりと固定する役割もあります。

幕板で側面を上から下まで全てふさいでしまうのはあまりおすすめできません。風通しが悪くなり、湿気が溜まれば、腐りの進行速度が速くなり、メンテナンスにも手間がかかる可能性があるためです。どうしても囲みたい時は、ネットなどを使用するとよいでしょう。また、ウッドデッキの下にスペースがあれば収納用途での活用もできますよ。

幕板の設置

手すりやフェンスの設置

STEP.5

手すりやウッドフェンスは、使い勝手やデザインの美しさで外観を華やかにするだけでなく、
目隠しをすることでプライバシーを守る役割も担えます。

手すりやフェンスを作る場合には、取り付ける側の束柱を長くしておきます。
予め長く伸ばした束柱にワンバイ材などのフェンス用の板材を張っていきます。支柱がある場合は板材を張るだけでフェンスが完成するのでとっても簡単です。
支柱が無い場合でも、後付けの支柱用金具で取り付けることが可能ですが、見た目や強度面などの観点からも必要な場合は初めから作ることをおすすめします。

手すりやフェンスを目隠しとして使うなら、隙間をつめたデザインがおすすめです。風通しを重視するなら、適度に隙間を設けたウッドフェンスを選ぶと良いでしょう。
住まいをおしゃれに彩るだけでなく、目隠しなどプライバシー対策としても役立ちます。デザインや木目の好みだけでなく、目的を明確にすればウッドフェンス選びがスムーズです。

手すりやフェンスの設置

COMPARE

ウッドデッキ材
まるごと比較表

価格・耐久年数・メンテナンス性・DIY難易度をひと目で。気になる樹種からそのまま商品ページへ。

デッキ材の特徴と選び方
樹種 分類 価格目安
(㎡あたり材料費)
耐久年数
(目安)
メンテナンス 重さ・硬さ DIY難易度 こんな方に 商品
ウリン ハードウッド ¥18,000〜 約30年 ほぼ不要 非常に重い/硬い ★★★ 最高耐久・一生モノ 商品を見る
セランガンバツ ハードウッド ¥14,000〜 約20〜25年 ほぼ不要 重い/硬い ★★☆ 耐久×コスパ両立 商品を見る
イタウバ ハードウッド ¥15,000〜 約20〜25年 ほぼ不要 やや軽い/中硬 ★★☆ 素足に優しい質感 商品を見る
サイプレス ハードウッド ¥11,000〜 約15〜20年 推奨(数年毎) 軽め/中硬 ★★☆ 香りとナチュラルな節 商品を見る
国産ひのき(防腐注入) ソフトウッド ¥9,000〜 約10〜15年 定期塗装(2〜3年毎) 軽い/柔らかめ ★☆☆ 国産材・加工しやすい 商品を見る
国産杉(防腐注入) ソフトウッド ¥7,000〜 約10〜15年 定期塗装(2〜3年毎) 軽い/柔らかい ★☆☆ コスト最優先・DIY 商品を見る
人工木材 人工木材 ¥16,000〜 腐らない 塗装不要 重い/均一 ★★☆ 手間を省きたい・色が安定 商品を見る

※床板・根太・束柱を含む概算です。束石・ビス・塗料等の副資材、送料は別途。実数量はシミュレーターまたはお見積りでご確認ください。

モックリーの施工事例

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施工実績5,000件超。設計から施工まで一貫してお任せいただけます。