ウッドデッキは塗装でおしゃれに長持ち!1からわかる塗装の手順

コラム

ウッドデッキは塗装でおしゃれに長持ち!1からわかる塗装の手順

ウッドデッキの塗装の塗装が必要な理由は、ウッドデッキの見栄えの維持やメンテナンスのためです。
この記事では、ウッドデッキを自分で塗装するための必要知識を解説します。
下記のような疑問を持っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。


  • ウッドデッキを塗装するタイミングはいつなのか?
  • ウッドデッキの塗装の手順とは?
  • 塗装で失敗しないためのコツとは?
  • 塗料は水性と油性ではどちらを使えばいいの?

この記事を読めばウッドデッキを塗装する流れが分かりますので、初めてチャレンジする方はぜひお読みください。

ウッドデッキの塗装はなぜ必要?見栄えとメンテナンスの両面から解説

ウッドデッキの塗装はなぜ必要?見栄えとメンテナンスの両面から解説

ウッドデッキの塗装はそもそもなぜ必要なのかと考える方もいるでしょう。
その理由は見栄えとメンテナンスに影響するためです。

ウッドデッキは庭の面積を大きく占めるため、仕上がりの色は外観の印象を左右します。
外壁の色と合わせると違和感が出にくく、庭の景観を保てます。
あるいは外壁の色とあえてコントラストをつけると、おしゃれになるでしょう。

おしゃれなウッドデッキを作る4つのコツ!おすすめの木材やインテリアも紹介

塗装してからDIY!ウッドデッキは塗ってから造る

ウッドデッキをこれからDIYで造る場合、まず最初に「塗装」、その次に「組み立て」の順番です。
ウッドデッキ材への塗装はウッドデッキを長持ちさせる為の最初の工程です。
やさしく楽しいウッドデッキを、ずっと使い続ける為には、塗装してからウッドデッキを造るという順番がおすすめです。

塗装はウッドデッキのメンテナンスと言う意味合いもあり、年に1回の頻度での塗装が理想的です。
しかし、ウッドデッキの状態によっては、すぐに塗装をしたほうが良いタイミングがあります。

まずはウッドデッキを塗装すべきタイミングを見極めましょう

まずはウッドデッキを塗装すべきタイミングを見極めましょう

タイミングを事前に見極めてからウッドデッキを塗装することが重要です。ここでは、塗装する3つのタイミングを解説します。

色あせ

色あせ

木材が白く変色・褐色した場合には、塗装を検討しましょう。
ムラになるなどの見た目が気になる場合も塗り替えを検討すべきタイミングです。

コケ・カビの繁殖

コケ・カビの繁殖

コケ・カビが付き、緑や黒い汚れが出てきたら塗り替えのタイミングです。
コケ・カビが繁殖した場合は、木材が腐食していることもあります。
よくウッドデッキを確認して、腐食がある場合は業者に修理を依頼しましょう。

塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれ

前回の塗膜がはがれてきた場合には、塗り替えを検討しましょう。
もう一度塗装する前に、古い塗膜を剥がしてから塗ると綺麗に仕上がります。

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ウッドデッキ塗装に使う塗料の種類は目的によって違う!

ウッドデッキ塗装に使う塗料の種類は目的によって違う

ウッドデッキを塗るための塗料には、さまざまな種類があります。
ここからは、塗料の種類と目的に応じた選び方を解説します。

浸透型

浸透型は木材に塗料を浸透させて、腐ることを防ぐ塗料です。
木目や木の風合いを残したいときには、浸透型を使用しましょう。
浸透タイプならば、保護成分が木材内部に浸透するため、内側から木材を守る効果があります。
染料選びに迷っている場合は、浸透型を選ぶことをおすすめします。

造膜型

造膜型はペンキ型とも呼ばれ、木材表面に塗膜を作り保護する塗料です。
木材の表面に塗膜を作り、強力に水をはじくことが特徴です。
経年劣化した木材が綺麗によみがえることがメリットとして挙げられます。
ただし日光に弱く、塗膜がひび割れてしまうと腐食が進行してしまうため、日陰のデッキに使いましょう。

塗料には浸透型、造膜型以外にも油性・水性の違いもあります。
油性塗料と水性塗料にはどんな違いがあり、それぞれどんな特徴があるのかを解説いたします。

油性塗料

油性塗料は木材との親和性がよく、古くなった木材にも浸透しやすいことが特徴です。
油分が多く含まれているので伸びが良く、木材塗装に慣れている方は油性塗料を選ぶ方が多いようです。

使用後のハケなどの道具から塗料を落とすのには洗い液を使う必要がありますので、道具のメンテナンスに一手間かかります。
溶剤を使用しており、臭いがきついので取り扱いには注意しましょう。

水性塗料

水性塗料は臭いが少なく、塗ってからの乾燥も早いため初心者にも使いやすい塗料です。
臭いが少ない為、近隣のお宅との距離が近くて塗装の臭いで迷惑がかからないか心配な場合でも安心です。

また、水性の塗料は、塗装用具などを水で洗えることが特徴の1つです。油性の塗料では、ハケ洗い液などで洗う必要があります。
ただし、水性タイプは木材の吸い込みが悪い場合には、多少ツヤが出ることもあります。

油性塗料と水性塗料はそれぞれに特徴がありますが、同時に混ぜて使うことは出来ません。
1年以内に再塗装する場合にも油性塗料を使った場合は、再塗装時も油性塗料を使い、水性塗料を使った場合も同様に、再塗装時には水性塗料を使う必要があります。

ウッドデッキ用塗料の一覧はこちらからご覧ください

ウッドデッキ塗装に必要な道具は種類も多い

ウッドデッキ塗装に必要な道具は種類も多い

ウッドデッキを塗装するために便利なのが、以下の12種類の道具です。
塗る面積や選んだ道具によって異なりますが、ホームセンターやEC通販で1~4万円程度で購入できます。

  • 木部用の塗料
  • ペール缶またはバケツ
  • 厚手のゴム手袋
  • 汚れても良い服
  • サンドペーパー
  • サンダー
  • ハケ
  • コテバケ
  • ベンダーハケ
  • ブルーシート
  • マスキングテープ、マスカー
  • ふき取り用の布

ウッドデッキを塗装するときの6つの手順

ウッドデッキを塗装するときの6つの手順

ウッドデッキを塗装しようとしても、何から始めればいいのか分からない方もいるでしょう。
ここでは、ウッドデッキを塗装するときの手順を6ステップに分けて解説します。

ステップ①まずは塗装面をキレイに

まずは落ち葉などを掃除し、ウッドデッキ表面に目視できるような大きめのゴミが無い状態にしましょう。
次に水を使って洗浄していきます。ウエスや雑巾で床掃除と同じ要領で水拭き掃除をします。布であれば特にこだわる必要はないので、古い洋服を使いやすいサイズに切ったものでもOKです。
特にウッドデッキの板のつなぎ目は汚れが溜まりやすい所なので念入りに掃除しましょう。
もし、自宅に高圧洗浄機がある場合は、ウッドデッキの表面が傷つかないように、適度な距離を保ちながら洗浄しましょう。

新品のウッドデッキの場合は、水で洗浄する工程は必須では有りません。
塗装面を綺麗にする為に、ハケやウエスで塗装面のほこりと汚れを落とします。
特に板のつなぎ目は汚れが多いところなので念入りに掃除しましょう。

ステップ②塗る前の下地の調整

水洗浄したウッドデッキの水分が完全に乾燥したら、塗料を塗る前の下地の調整をします。
ウッドデッキの塗装が綺麗に仕上がるかどうかは、下地の調整にかかっています。
ヤニ汚れや、油汚れなどは塗料用シンナーで除去します。
木材の汚れ、古い塗膜などはサンドペーパーを木目に沿ってかけて、表面を滑らかにしておきます。
この時、ペーパーブロックを使うと便利です。ペーパーブロックは木片などにサンドペーパーを巻き付けた物でも代用できます。

ステップ③外壁や周辺部分の養生

下地処理が完了したら、外壁や周辺部分の養生をします。
養生する部分は、ウッドデッキに接している外壁や窓サッシ、基礎部分に塗料が付かないように養生しましょう。
窓サッシなどの細かい部分はマスキングテープ、広い面はマスカーで保護してください。

ステップ④塗料の撹拌

養生が終わったら、塗料缶を良く振って攪拌します。
または棒を使って、底の沈殿した部分がまんべんなく混ざるように混ぜましょう。
塗料が混ざっていないと耐久性が落ちてしまいます。

ステップ⑤試し塗り

ウッドデッキに塗料を塗る前に、まず試し塗りをしましょう。
特に木材自身の色調が濃い場合、淡い色の塗料を使用すると木材の色が反映されて、想像していたよりも濃い色に仕上がります。
あらかじめ目立たない箇所に試し塗りを行い、乾燥後の仕上がりの色を確認しましょう。

ステップ⑥木目に沿って塗装(三度塗りが基本)

撹拌が完了したらウッドデッキの塗装をしますが、塗装は十分に木材が乾燥してからおこなってください。乾燥が不十分な湿ったままの木材に塗装を行うと、塗料の耐候性は著しく低下します。

ウッドデッキの塗装の仕方は、木目に沿って行います。
細かい部分はハケやベンダーハケを使って、丁寧に塗りましょう。
しっかりと乾かしたら、繰り返し3回塗ると綺麗に仕上がります。

ステップ⑦乾燥と後片付け

塗り終わったら、しっかりとウッドデッキを乾燥させましょう。
乾燥時間は塗料によって異なるため、塗料缶に書いている時間を守ってください。
塗料が付いたバケツやハケなどを乾く前に洗いましょう。
油性の塗料の場合は、専用のペンキ薄め液で洗いましょう。

ウッドデッキの塗装に失敗しないための5つのコツ

ウッドデッキの塗装に失敗しないための5つのコツ

ウッドデッキを初めて塗装するときには、どんなポイントに気を付ければいいのか分からないこともありますよね。
ここでは、ウッドデッキの塗装に失敗しないための5つのコツを解説します。

1. 塗料の撹拌を忘れない

失敗しないための1番のポイントは、塗料の撹拌を忘れないことです。
塗料は時間の経過とともに中の成分が沈殿していきます。
撹拌棒での混ぜ方が足りないと、塗装の開始時と終了時でウッドデッキに色ムラができてしまいます。
撹拌をきちんと行うことで、美しい仕上がりに近づくでしょう。

2. 塗装の際は「木目に沿って1枚ずつ」を意識する

木目に沿って1枚ずつ丁寧に塗ることで、見栄えがよくなります。
複数枚をまとめて塗ると、板と板の間に塗料が落ちてしまい、仕上がりが悪くなってしまいます。
木目に沿って塗装すると、綺麗な木目を出せるでしょう。

3. 一度に塗料を塗りすぎない

一度に塗料を塗ろうとすると、塗布量がムラになりやすく、乾燥までに時間がかかってしまいます。
ハケに塗料を付けたら、ペール缶やバケツのふちを使って、余計な塗料を落としてから塗りましょう。
一度で仕上げずに2、3回に分けて塗ると発色も美しくなり、綺麗に仕上がります。

4. 重ね塗りは、前に塗った塗料が完全に乾いてから

塗るときは一度に厚く塗らないで、薄く2~3回塗り重ねた方が綺麗に仕上がります。これを重ね塗りといいます。
重ね塗りは、前の塗装が完全に乾かないうちに塗り重ねると、色むらができたり、乾きが遅くなってしまいます。
前の塗装が乾いたかどうか確認するには、塗った面を指で押さえて指紋や凹みがつかないかを目視で確認しましょう。
指紋や凹みがつかない場合は、充分に乾燥できています。

5. 天気予報を確認してから作業にうつる

天気予報で晴天が続くかどうか確認してから、作業に移りましょう。
仕上がりや耐久性にも影響があるため、晴れの日に作業することがポイントです。
作業日の前後3日間雨が降らない日程を選んで塗装しましょう。

ウッドデッキの塗装は木材防腐の意味もあります

ウッドデッキの塗装は木材防腐の意味もあります

ウッドデッキの塗装は木材防腐の効果もあります。
浸透型の塗料を使うと木材の内部まで染み込むため、内側からもウッドデッキを守る効果があり、ひび割れした時でも、木材内側の腐食を防ぐことに繋がります。

しかし、あくまでも塗料は木材の表面に塗布するものですので、浸透型の塗料でも木材内部の深い部分までは浸透しません。
ウッドデッキの塗装には一定の木材防腐の効果がありますが、表面だけではなく深く内部まで防腐注入された木材を最初からウッドデッキ材に使うのがベストです。
更に、防腐注入された木材に、木材保護塗料を塗装をすると耐久性が一層アップするのでオススメです。

木材防腐処理とは?特に屋外使用には必須の加工!

ウッドデッキ塗装の道具や塗料「mock re:」にご相談ください

ウッドデッキ塗装の道具

ウッドデッキの大切なお手入れ「塗装」についてご説明してきました。
ウッドデッキの塗装には、ウッドデッキの見た目を綺麗にする意味と、ウッドデッキを長持ちさせる為の木材防腐の意味があります。

そのため、ウッドデッキの塗装は定期的に必要ですが、同時に手間も時間もかかる作業でもあります。
そして、ウッドデッキの面積に応じて塗装する広さも、塗装にかかる時間も増えていきますので「作業」として考えると大変な作業です。

しかし、ウッドデッキの塗装は毎月行うような作業ではありませんから、年に一度の「家族で行うDIYイベント」として考えてみてください。

「今年はどんな色にしようか?」
「落ち着いた色がいいか、カラフルにするか…」
「古い塗装を落としたら、今年は木の色が楽しめる透明塗装にしたらどうだろうか?」

自分の好きな色でウッドデッキをデザインするのは、とてもクリエイティブですから、道具選びも塗料選びも楽しんで行っていただけることでしょう。

これからウッドデッキ塗装に必要な道具を購入する予定があれば、ぜひ「mock re:(モックリー)」にご相談ください。
水性・油性の塗料など、幅広いラインナップを展開しています。

【塗料の関連リンク】

塗装道具や塗料、ウッドデッキ材や施工依頼もぜひご相談ください

塗装道具や塗料、ウッドデッキ材や施工依頼もぜひご相談ください

どんな塗料を買ったら良いかわからない場合や、ウッドデッキ材の張替えをしたい場合でも、ぜひご相談ください。

  • ウッドデッキ補修後の塗装について、事例を教えてください。
  • 現在の塗装の状態によっては、研磨が必要になることがありますか?
  • ウッドデッキ塗装の費用の相場はどの程度ですか?
  • ウッドデッキの塗装工事はどのような作業が含まれますか?
  • ウッドデッキの塗装をする際には、どのような時期が最適ですか?
  • ウッドデッキの再塗装は、何年ごとに行うべきですか?
  • 塗料のカラーを選ぶ際には、どのようなことに注意すべきですか?
  • 塗装の作業を簡単にするための道具は、どんなセットでそろえればいいですか?
  • 紫外線に対する耐性を高めるために、どのような下塗りをすれば良いでしょうか?
  • ウッドデッキの塗装作業は、自分で行うよりもプロに依頼した方が良いですか?
  • ウッドデッキ塗装の作業には、どのくらい手間がかかりますか?
  • ウッドデッキ塗装作業で気をつけるべき手順と時間の目安は?

DIYでウッドデッキの再塗装をしたい場合の塗料や道具の選び方や、ウッドデッキの施工など、防腐木材や板材、木材に関することなら何でもお気軽に「mock re:(モックリー)」へお問い合わせください!

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【お電話でのお問い合わせ】052-661-2311 (電話受付時間:月曜~金曜 9:00-17:00)
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